野菜や果物を学んだときに一番印象に残っていることは
「野菜や果物は、その土から抜いた瞬間、その木から摘み取った瞬間から鮮度がぐんぐん落ち始める。土から引っこ抜いたり、摘み取るのは人の血管をカットするようなことなのです。」
ですから自然の恵みに感謝しながら、最大限に美味しく食べることが大事だと思いました。そのような考えは、私の実家でずっと執り行われてきた法事でたくさんの供物を盛り、最後に家族や親戚やお客様と有り難くいただくことで自ずと学んできたことでもあります。
果物は大昔、貴重な良薬として珍重されていました。現在は、単に高いからとか、別に必要ないとかで食べられる絶対数が減っていると言われています。私が買い物に行きますと、夕食後の、朝食用、そしてバナナと3分の1を占めています。これはどうかと思いますが笑
元々、肌は丈夫な方ですが、やはり加齢には逆らえません。劇的に変わることは望みませんが、良い状態で無理なく維持していくことが大事です。
若く見える印象と言えば先ずは何と云っても艶やかな肌です。そして、女性には欠かせない効果があると言われている赤色色素、所謂、アントシアニン、ポリフェノール、アスタキサンチン、カロテンなどが有名ですね。
特に果物は毎日、欠かさずに摂取していますが、旅先では不足しがちです。必ずその土地の旬の果物を食します。
ひと月以上、パリで菓子学校に通った際に、丁度今頃、フランス産チェリーの最盛期で毎朝、欠かさずに食べていました。繊維不足になりがちなフランスの食事。自分できちんと体調管理することを怠りません。日本では食べられない旬の果物をいただくのは正にギフト!美味しくて甘くてジューシーで幸せな気分になりました。
チェリーのお陰か、毎日過酷な菓子作りで偏りがちな食生活にも拘わらず、頗る体調がよく、お肌もピカピカツルツルになっていたのでした。そのときに改めて「果物の効果って凄い!」と思ったのでした。
何人かを対象に幼少時期から中年になるまでコホート研究という生活習慣を追って出された研究結果があります。幼少期に果物を摂取した人と摂取しなかった人の癌の発生率が圧倒的に違っていた事が明らかになりました。
朝の果物は金と言われていますので、朝だけでも十分です。ビタミンCは体内で生成できない栄養素ですので、毎日補う必要があるのです。但し、何でも過度に摂取するのは禁物です。
先月、フランスの地方やパリでスーパーに立ち寄りました。様々な旬のフルーツ、特にシャンパーニュやブルゴーニュなどの産地によっても味が様々でした。
やはり、ヴィーニュ・エ・ヴェルジェの庭の大きくて甘くて濃厚なブラックチェリーには敵わない!と思ったのでした。
それから、パリに戻って、散策していますと大きくて艶やかなチェリーが。それを持ってお店の中へ。
綺麗なお姉さんが応対してくれました。その時にミラベル(ロレーヌ産スモモ)がないのか尋ねましたら、旬が短く終わってしまったそうです。その代わりと言って、他の品種のものを「食べてみて下さい」とサービスで(^^)
お部屋で早速にいただきましたが、皮がスルッと剥けて中身は甘くジューシーでした。日本の物とは似て非なるものでした!!
ブログを拝見し、ブラックチェリーと洋梨&ヴァニラビーンズを注文して食べたら、まさに’自然の恵み’を感じるお味でした(๑˃̵ᴗ˂̵)
コンフィチュールが今まで食べた市販のジャムとは全然違う事を初めて知りました。